薬剤師の雇用形態

薬剤師の雇用形態はいくつかあります。まずは、それぞれの違いと特性について知ることで、どの雇用形態が自分に合っているのかを理解できるようになります。ここでは代表的な雇用形態について違いを見てみましょう。

正社員と契約社員の違い

法的な定義はなく、正社員は雇用期間の定めのない労働者で、契約社員は期間の定めのある社員というのが一般的です。契約社員の場合はプロジェクト社員として採用され、そのプロジェクト終了までの期間限定の雇用であるケースが多いようです。正社員だと異動があり、昇進は無限、契約社員は異動がなく、昇進には上限がある、等の条件にも差があります。

薬剤師の場合、給与テーブルが違う社員を採用したり、異動が出来なかったり、土曜日に働くことができない等、働き方に条件がある薬剤師を採用する場合に、正社員では既存の社員と不公平が生じるので契約社員という形態にして契約社員側の要望に応えていることが多いようです。



パートとアルバイトの違い

法的に明確な違いはありません。パートとアルバイトは両者ともパートタイム労働法という法律で守られていることも同じです。パートタイム労働法の中では「一週間の所定労働時間が、通常の労働者「社員」よりも短いもの、または労働日が少ない者」と定められています。

一般的には次のように区別されています。

パートはpart-timeから来ているので時間の一部、つまり労働時間が短い労働者を指し、アルバイトは期間が短い労働者を指します。そのため、契約社員も長時間パートと呼んだり、アルバイトと区別が付かない場合もあります。

正社員、契約社員、パート、アルバイト、次に説明する派遣社員であっても、労働者であることに違いはなく、どの雇用形態であっても労働基準法で守られています。

派遣と他の雇用形態の違い

大きな違いは雇用主が違うことです。派遣以外の雇用形態の場合、例えばA薬局で働いていればA薬局が給与を支払います。保険も福利厚生もA薬局の福利厚生に入ります。よって休みや昇給、異動全てA薬局が管轄します。

一方、派遣としてA薬局で働いている場合、給与は派遣会社が支払います。保険も派遣会社の保険、福利厚生も派遣会社の福利厚生に入ります。休みや昇給、異動等は、全て派遣会社が管轄します。

派遣と他の雇用形態の違い

雇用主が違うことのメリット・デメリット

派遣社員の仕事は派遣先の社員の指示に従って仕事をしますが、契約した雇用条件と異なる勤務を強いることはできません。雇用主は派遣会社なので雇用条件と違う働き方を依頼された場合には、派遣会社が間に入って調整をします。例えば、残業や決められた休みに出勤を命じられることはありません。万が一、そうした依頼があったとしても断ることができます(正社員だとなかなかそうはいかないこともありますよね)。異動ももちろんありません。契約期間も定められているので、様々な職場を経験することも可能です。

雇用主が違うことのメリット・デメリット

デメリットとしては一つの職場に長くいられないことです。一般の派遣はコスト削減の為に社員の代わりに派遣を使うことが多い一方、薬剤師の派遣の場合は、薬局が人材を採用出来ない為に派遣社員を利用していることが多く、社員やパートが採用出来ると契約満了になることも少なくありません。また、最初から冬場の処方箋増に備えての数か月の契約であったり、社員の入社は決まっていても、入社が半年先なので、社員入社までの半年間の契約で、更新は当初から予定しないケースもあります。

派遣の福利厚生ってどうなっているの?

派遣会社に雇用されるので派遣会社の福利厚生が適用されます。有給や産休・育休も法に定められた通りに用意されています。保養所があったり、働く期間によってポイントが溜まるような福利厚生や、教育研修制度がある派遣会社も多いようです。

注意点

  • 一つの職場での期間が短い働き方の為、時給がパートやアルバイトと比べて高いことが多いです。うっかり自分の給料の話はしないようにしましょう。
  • 様々な職場を経験してみたい方には良い仕組みですが、人間関係を築くのに時間がかかる方の場合は、慣れた頃に職場を変わることもあるので注意が必要です。
  • 産休、育休は法律上用意されているとはいえ、仕事がある時に契約して働く形態の派遣では直接雇用の社員に比べて取るのが難しいのが実状のようです。

いかがでしたか?同じ働くにしても自分に合った働き方が選択出来れば、満足のいく転職になりますが、「思っていたのと違った!」ということがないように、自分に合った薬剤師転職支援会社に相談してみることをお勧めします。

ページの
上部へ

ページの
上部へ